毎年夏、高知の街を華やかに彩る「よさこい祭り」。
その魅力は、躍動感あふれる踊りと、地域の個性が光る衣装・音楽の融合にあります。
全国から集まるチームによる競演は、見る人の心を熱くし、踊る人の情熱を全身で感じさせてくれます。
2025年は第72回を迎え、さらに進化した演舞が期待されます。
本記事では、「高知よさこい2025」の最新スケジュール、見どころ、会場情報までを詳しくご紹介します。
高知よさこい2025の日程とスケジュール【最新版】

2025年も例年通り8月中旬に開催され、前夜祭から後夜祭・全国大会まで4日間続きます。
開催期間:2025年8月9日(土)~12日(火)
第72回よさこい祭りは、2025年8月9日から12日までの4日間開催されます。
前夜祭に始まり、本番の2日間、そして後夜祭と全国大会で締めくくられる構成です。
8月9日は高知城での学生大会からスタートし、夜は納涼花火大会や安全祈願祭も行われます。
10日・11日は各会場での競演がメインで、12日は表彰式や全国から選抜されたチームの演舞が見どころとなります。
イベント名 | 開催日 | 備考 |
---|---|---|
前夜祭 | 2025年8月9日 | オープニングセレモニーなど |
本番(1日目) | 2025年8月10日 | よさこい演舞スタート |
本番(2日目) | 2025年8月11日 | 各チームの演舞が市内各所で |
後夜祭・全国大会 | 2025年8月12日 | 受賞チーム・全国からの参加チームの演舞 |
前夜祭・本番・後夜祭・全国大会の流れ
9日土曜日は「土佐学生よさこい大会」「安全祈願祭」、夜には「高知市納涼花火大会」が予定されています。
10日と11日は帯屋町や追手筋本部など高知市内の各演舞場で競演が行われ、夜まで続く熱気の中で約190チームが踊ります。
12日の全国大会では、地方車の演出と個性豊かな衣装が一堂に会し、祭りの集大成としてふさわしい盛り上がりを見せます。
会場別演舞スケジュール一覧(主要会場紹介)
演舞は市内16の会場で行われます。
中心部の「追手筋本部競演場」は昼夜2部構成で、審査対象演舞が行われるメイン会場です。
その他、「帯屋町」「高知駅前」「中央公園」など観光と一体になった立地が多く、観覧にも便利です。
2025年は「旭演舞場」が休演となるため、その他の演舞場への観客の集中が予想され、早めの行動が推奨されます。
どこで見られる?会場とエリアマップ
演舞場名 | 備考・特徴 |
---|---|
追手筋本部競演場 | 昼・夜2部構成/審査会場/桟敷席あり |
帯屋町 | 商店街内、アクセス良/買い物しながら観覧可能 |
高知駅前 | 2025年から競演場に/南口広場ステージ設置 |
中央公園 | 前夜祭・後夜祭・全国大会の主会場/イベント多数 |
高知城 | 土佐学生大会・全国大会開会式会場 |
上町 | 住宅街エリア/地元色が濃い演舞が見られる |
万々 | ローカル色豊かな小規模会場 |
菜園場 | 路面電車でアクセス可/見やすく落ち着いた雰囲気 |
はりまや橋 | 高知のシンボルスポットの1つ |
京町 | 活気がありエンタメ性の強い演舞が多い |
秦 | イオン隣接/ファミリー向け |
柳町 | 地元チーム限定/比較的すいている |
愛宕 | 住宅エリア内にあるアットホームな会場 |
升形 | 独自の演出をするチームが多い |
梅ノ辻 | 地元民にも人気の観覧スポット |
高知大学 | 朝倉キャンパスが会場/学生チーム中心 |
高知市内には数多くの演舞場・競演場が点在し、それぞれに異なる雰囲気があります。
演舞場・競演場の種類と特徴(追手筋・帯屋町・高知駅前など)
「追手筋本部競演場」は祭りの中心として機能しており、昼と夜に分けて公式審査が行われる重要な会場です。
「帯屋町」は商店街に囲まれたエリアで、買い物をしながら演舞を楽しめるのが特徴です。
「高知駅前」は今年から競演場として再設定され、南口広場に特設ステージが設置されるなど利便性と観光アクセスが魅力です。
各会場で演出スタイルも異なり、観覧者の楽しみ方にも幅が出ます。
ファミリーに優しい会場(柳町・秦など)
「柳町」や「秦」会場は混雑が比較的少なく、子連れの観覧にも適しています。
柳町は地元チーム限定で演舞が行われるため、地域に密着したあたたかな雰囲気が漂います。
秦会場はイオンモール隣接でトイレや休憩施設が整っており、乳幼児連れでも安心です。
ファミリー層にとって、観覧場所の快適さは大きな要素となります。
旭演舞場は2025年は休演
2025年のよさこい祭りでは「旭演舞場」が休場となります。
これはイオン旭町店の改装工事によるもので、主催者より公式に発表されています。
例年観覧者も多く人気だったエリアのため、今年は他の演舞場への観客集中が予想されます。
特に「帯屋町」や「追手筋」など中心部の競演場では早めの場所取りが重要になります。
2025年の見どころ・注目チーム・復活情報

例年に増して、演舞チームや演出に注目が集まる年になりそうです。
出場予定チーム数は190組以上
2025年は過去最大級となる190チーム以上が出場を予定しています。
踊り子の総数は1万8,000人に迫り、地方車の演出や衣装の多様性にも注目が集まっています。
観覧者は高知の伝統文化に触れると同時に、現代的な表現と地域ごとの個性を体感できます。
演舞はチームごとに趣向を凝らしており、会場ごとの特色と合わせて楽しめます。
帯屋町ジュニア隊や人気チームの復活
2025年の注目は「帯屋町筋ジュニア隊」の6年ぶりの復活です。
かつて多くのファンを魅了したこのチームの再登場は、親子参加型チームの盛り上がりを象徴しています。
また、地元企業チーム「和建設」も再び参加を表明しており、地域企業と市民のつながりを再確認するきっかけにもなります。
地元色の強い演舞が見られる点も今年の見どころです。
表彰式と個人賞メダルのデザインも公開
よさこい祭り個人賞メダルのデザイン決定 表・裏とも県外の踊り子の作品【高知】(高知さんさんテレビ)#Yahooニュース https://t.co/dl0Y7q0kTw
— 高知のニュースまとめ(仮) (@joe22113) June 2, 2025
後夜祭で行われる表彰式では、総合大賞・各賞に加えて個人賞も授与されます。
2025年の個人賞メダルは、デザインが一新され、全国から募集した図案から選ばれた作品が採用されました。
高知の文化と創造性を融合したこのメダルは、受賞者にとって大きな誇りとなります。
演舞だけでなく、表彰の瞬間も見逃せないポイントの一つです。
よさこい祭りを楽しむための観覧ポイント
よさこい祭りを最大限楽しむには、事前準備と現地での観覧ポイントを押さえておくことが大切です。
有料桟敷席チケット情報と購入方法
ゆったり観覧したい方には、有料桟敷席の利用がおすすめです。
毎年、追手筋本部競演場など主要な演舞場では桟敷席が設けられ、2025年は6月30日より販売が開始されました。
チケットは、よさこい祭り振興会の公式サイトやコンビニエンスストア端末で購入可能です。
席数に限りがあるため、希望する方は早めの手配が重要です。
飛び入り参加できるチームの紹介
観るだけでなく踊って楽しみたい方には、飛び入り参加ができるチームへの参加がおすすめです。
「市民憲章よさこい踊り隊」と「あったか高知踊り子隊」は、事前申し込み不要で参加可能なチームとして知られています。
いずれも高知市民だけでなく観光客の参加も歓迎しており、踊りのスタイルや曲調も異なるため、好みに合わせて選ぶことができます。
よさこいLINEの配信休止に注意
例年、最新情報を手軽に受け取れる「高知よさこいLINE」は、2025年は物価高騰の影響により配信を休止しています。
その代替として、公式サイトやSNS(旧Twitter)での情報発信が強化されています。
スケジュール変更や交通規制などの速報を得たい場合は、振興会のXアカウントやWebサイトのチェックをこまめに行うことが重要です。
高知の夏を彩る熱狂!よさこい祭りで感じたエネルギーと感動

「よさこい祭り」の真っ只中、アーケード商店街には色とりどりの衣装を身にまとった踊り子たちが集まり、鳴子の軽快な音とともに、エネルギッシュな踊りを披露してくれます。
目を奪われる衣装と演出
どのチームもそれぞれに個性があり、伝統的な和装をベースにしたものや、現代風にアレンジされたカラフルな衣装など、多種多様。
赤や青、金など鮮やかな色使いに加え、大きな旗を振る「旗士」のパフォーマンスは圧巻で、観客からは歓声と拍手が沸き起こっていました。

商店街のタイル張りの道がまるで舞台のように活用され、観客との距離も近く、臨場感がたっぷり。
お子さんたちの踊りもとても可愛らしく、会場はあたたかい空気に包まれていました。

伝統的な編笠姿でしなやかに舞う女性たちの踊りも美しく、踊りの中に日本の文化と美意識が詰まっているのを感じます。

そして、目を引くのは華やかな振袖風の衣装に身を包み、しなやかで力強いパフォーマンスを見せてくれた女性たち。
舞台さながらの美しさと迫力に、見入ってしまうひとときでした。

会場の雰囲気とアクセス
写真に映っているのは、帯屋町アーケードと呼ばれるエリア。
日差しを遮る屋根があるので、真夏の炎天下でも比較的快適に観覧できます。
周辺には飲食店やカフェも充実していて、休憩をとりながら一日中楽しむことができますよ。
JR高知駅から徒歩圏内にあり、アクセスも良好。
祭り期間中は市内電車やバスも増便されるので、移動も安心です。
よさこい祭りで心に残ったもの
この祭りの魅力は、ただの踊りではなく、「人と人がつながる喜び」そのものだと感じました。
踊り子の情熱、それを応援する観客のまなざし、会場全体に広がる熱気と一体感―すべてが心に深く刻まれました。
高知旅行とセットで楽しむ!周辺観光・グルメ情報

よさこい祭りの観覧とあわせて、高知の魅力的な観光やグルメも堪能してください。
祭り期間中に立ち寄りたい観光名所(高知城、ひろめ市場など)
高知市内には、歴史と文化を感じられる観光スポットが点在しています。
高知城は、よさこい祭りの演舞場としても使用される象徴的な場所で、祭りの雰囲気と城郭建築が融合する空間が楽しめます。
また、地元グルメが集結する「ひろめ市場」では、観覧の合間に名物料理を味わえるため、観光と食の両立にもぴったりです。
高知のご当地グルメ(カツオのたたき・うつぼ料理)
高知の食文化を代表するのが「カツオのたたき」。
わら焼きの香ばしさと新鮮な魚の旨味が絶妙に調和した逸品です。
また、「うつぼ料理」や「どろめ」など、県外ではあまり見かけない独特の海産物も人気があります。
祭り期間中は屋台や飲食ブースも充実しており、街歩きとともに気軽に楽しめるのも魅力です。
宿泊予約は早めに!おすすめホテルとアクセス方法
よさこい祭り開催中は、高知市内のホテルや旅館が非常に混雑します。
特に中心部や演舞場に近いエリアの宿泊施設は、早期に満室になる傾向があります。
アクセス面では、高知龍馬空港やJR高知駅を利用するのが便利で、シャトルバスや公共交通機関との連携もしっかり整備されています。
観覧予定日の前日からの宿泊がおすすめです。
よくある質問(FAQ)|高知よさこい2025
初めて訪れる人が気になるポイントを、事前に解消しておきましょう。
Q. 雨天の場合はどうなる?
よさこい祭りは基本的に雨天決行です。
ただし、警報級の荒天や災害級の状況下では中止やスケジュール変更の可能性があります。
公式サイトやSNSでの最新発表を必ず確認しましょう。
観覧する際は、傘よりもレインコートの利用が推奨されています。
Q. 子どもと一緒に観覧するならどこがいい?
小さなお子様連れには、「柳町」「秦会場」など比較的混雑が緩やかで、近くにトイレや休憩所のある場所がおすすめです。
ベビーカー利用もしやすく、親子連れで安心して観覧できます。
炎天下になることも多いため、日よけや水分補給の準備も忘れずに。
Q. 鳴子はどこで買える?
鳴子はよさこい祭りの必須アイテムで、会場周辺の露店や土産物店で購入可能です。
また、高知駅やひろめ市場内のショップでも取り扱いがあります。
子ども用サイズやデザイン違いなども豊富で、記念品やお土産としても人気です。
まとめ
2025年の「高知よさこい祭り」は、4日間にわたり市内各所で躍動的な演舞が繰り広げられる日本有数の夏祭りです。
公式スケジュールに沿って観覧計画を立てることで、混雑を避けつつ最大限楽しむことができます。
地元チームの復活や個性豊かな衣装・演出など、今年も見逃せないポイントが満載です。
高知の観光やグルメも堪能しながら、よさこいの魅力に触れる旅をぜひお楽しみください。